スターマウス

スターマウスは、普段は宇宙のどこかの小惑星の洞窟で群れをなして生活している。非常に臆病な性格で、危険を感じると星屑をまき散らし、その隙に暗闇に紛れて逃げ出す。その姿は夜空を流れる流星のようにも見える。 主食は、宇宙空間を漂うエネルギーの結晶体。それを食べることで、体中の星の模様や、しっぽから放つ星屑がより一層輝きを増すと言われている。 また、スターマウスの群れが移動した後には、微細な星屑が残されており、これを集めると珍しい鉱石が見つかることがあるため、一部の探査家からは「幸運の案内人」として大切にされている。稀に、その好奇心から宇宙船に迷い込み、そのまま地球に辿り着く個体もいるようだ。 進化の可能性は秘めているが、その姿を見た者はまだいない。

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